今回は知る人ぞ知る、「自作ラーメン研究会」の会長である神田武郎さん(@jisakuramen )が作った二郎系ラーメンのレシピをSUSURU WEB.編集部が紹介します!
スーパーで揃う食材で捕獲的な乳化系二郎系ラーメンが2時間でできるレシピなので、ぜひ皆さん真似してみてくださいね!
1時間で非乳化系二郎系ラーメンを作る方法はこちらで紹介しています。

自作ラーメン研究会さんとは?

自作ラーメン研究会さんは5200人もの会員がいる自分でラーメンを作る【自作ラーメン】を研究するグループです!
自作ラーメンの楽しさ、面白さ、自宅でラーメンを作ることを日本の文化としてより多くの人に知ってもらい広めるために、自作ラーメンを作られる方の情報発信・交換の場とすることを目的としています。
実際にFacebookではそれぞれが自作のラーメンの写真やレシピを投稿して盛り上がっているコミュニティです!
乳化系二郎系ラーメンのレシピを紹介!材料や作り方とは?

材料は次の通り!しかし味の素は味付けに使うのではないとのこと!
どんな味になるのか楽しみです!
スープとチャーシュー、背油のつくり方
まずは、スープとチャーシューを同時に作っていきます!
二郎系の豚には神豚とパサ豚があると思いますが、今回は神豚をつくるレシピです!

神豚の条件は脂の乗りということで、今回は背バラに近い豚バラを用意します!
豚バラの脂の層を外して背油の代わりにしつつ、神豚を作っていきます!

豚バラを切りやすいようにつぶして脂身を外していきます。
脂身を1層外すことで、肩バラに近い状態になり、神豚の原料となります!

脂身は先に細かくカットしてから調理することで時短になります!
このときに、切りにくい場合は軽く冷凍して硬くすることで切りやすくなります。
二郎系の背油はもともと大きさにバラつきがあるので、細かくカットしすぎずに大きさにばらつきがあっても問題ありません!

そのまま炊飯器にバラ肉と脂身を入れていきます。
そこに二郎系には欠かせないキャベツの芯をカットして入れていきます。

二郎系は野菜の甘味もあるので、キャベツの中で一番甘みが出る芯の部分を炊飯器に投入しましょう。
これにより、野菜の香りと甘みがスープと豚にしみこみます!

炊飯器で作るときに気を付けたいのは、5合炊きだったら5合の線より上に来てしまうと炊いているときにあふれてきてしまいます。
なので、最大で水量は最大で炊ける合数を超えないようにしましょう。

お店だととんこつのベースが入るが、家二郎だとお水に豚を入れることになってしまいます。
それだと、豚のうまみが出すぎて豚に味がなくなってしまうので味覇をいれます。

早炊きは早く炊くために圧力を高めにしているため、時短にもなるし豚も柔らかくなります!
一度炊き終えたら、豚をひっくり返してもう一度炊きます。一度炊きで豚をふっくら炊き上げて、2回目に味付けをするイメージです!

一度目の炊飯後は温度がそのままだとエラーでたけない可能性があるので時間を置きつつ炊飯器を掃除しましょう。
掃除が終わり、少し炊飯器が冷めてきたら味付けをします。
ラーメン二郎・二郎系ではおそらく本みりんではなくみりん風調味料が使われることが多いので、今回は醤油とみりん風調味料を用意します。

醤油4:みりん風調味料1の割合になるように、醤油120cc、みりん風調味料を30㏄計量して炊飯器に入れていきます。
再度早炊きで2度目の炊飯を行いましょう。

ニンニクはちょっと粗目にカットしましょう。

このままだとにんにくが強いと感じる人は、市販で売っているみじん切りにんにくを加えて辛みを抑えるといいでしょう。刻んだニンニクに市販のみじん切りにんにくを加えてしっかりまぜていきます


引き揚げたら豚を一部カットして日の通り具合をチェックします。

しっかりと味が染みた神豚が出来上がりました!

続いて、脂やキャベツの芯を網を使って引き揚げていきます。

まずはスープを鍋に移して、沸騰するまで加熱していきます!

沸騰したら、低脂肪乳を120cc入れましょう。
低脂肪乳は乳化剤としての役割を担っています。

続いて、スライス餅を1枚入れます。
お餅を溶かすことでスープの濃度が上がり、低脂肪乳とお餅の粘度で乳化をさせていきます。
このまま煮込んでいると時間がかかってしまうため、ハンドブレンダーで仕上ていきましょう。

これにより、全体が攪拌されて脂とスープが一体化します!
表面の脂がスープと一体化するまで攪拌するのがポイントです!

この時点で濃ければ水を、薄ければ醤油を足して微調整していきます。
今回も半生の讃岐うどん180gを使っていきます!

重曹を入れることで中華麺みたいになるので、お湯2Lに対して16gの重曹を少しずつ入れていきます。
これは重曹のアルカリと小麦のたんぱくを反応させて麺に黄色みが付き、グルテンが固まることで麺自体が固くなる効果が見込めます!

そして、茹で湯に味の素を加えて旨味を麺に吸い込ませていきます。
お湯2Lに対して6gの味の素を用意しましょう。

二郎系の食感を再現するために、湯で時間は短めにするのがポイント。
麺を入れたら4分半くらいゆでて湯切りします!

丼を温めておき、盛り付けに入ります!
まずはラードを入れた丼にスープを360cc入れます。

野菜をゆでておき、ざるに上げます。

ゆであがった麺を湯切りしてスープの中に入れましょう。

野菜やニンニク、豚などをお好みでトッピングしていきます。
実際に作った二郎系ラーメンをSUSURUが実食!

こちらが自作ラーメン研究会の神田武郎さんが作ってくださった二郎系ラーメンです!

まずはヤサイとアブラから!
豚バラの脂で作ったアブラはちゃんと味付きの背油のようになっており、箸が止まりません!

続いて炊飯器で仕上げた豚をいただきます!
思ったよりしっかり味がついており、肉の食感が程よく残って嚙んだらちゃんとほぐれる肉質に!
食べ応えのある豚です!

続いて麵とご対面!麺の色や太さは完全に中華麺ですが、そのお味はどうなのでしょうか!
すすってみると、麺にしっかり味がついていますが、スープの邪魔になるわけでもなく二郎系独特の麺にスープが染みている感じが再現されています!
スープもしっかりパンチがあるものの、スープの塩分濃度は少し落として作っているためスープを直飲みできる二郎系に仕上がっており、二人で完食です!

最後に
今回は「自作ラーメン研究会」に潜入して会長である神田武郎さんに2時間でできる神豚乳化系二郎系ラーメンの作り方を教えていただきました!
以前の動画では1時間でできる二郎系ラーメンの他、喜多方ラーメンと名古屋の名物の台湾ラーメンの作り方も紹介していますのでぜひ見てみてくださいね!
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